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月刊Gun Professionals

映画『ジョン・ウィック』シリーズは独特な世界観を持つ娯楽作品だ。
派手なガンアクションが全編を貫いている。
そして、その中に登場する銃はどれも入念な検討の上に選ばれ、強い個性を発散、出演者と共に物語を盛り立てる存在だ。
最新作『ジョン・ウィック: パラベラム』で使用された銃について、その主なものをここに集めてみた。
どんな理由でそれらが使われたのかを知れば、映画をもっと楽しめるだろう。
・SMOLTリボルバー1970年代から80年代にかけて、当時精度に優れるとされたコルトパイソンのバレルを、優れたアクションを持つS&Wモデル19のフレームにねじ込んだPPC競技用カスタムリボルバーがあった。
ベンチレーテッドリブとバレルのアンダーラグを持つパイソンバレルが意外にもモデル19のフレームとデザイン的にもマッチし、機能、外観共にすごく魅力的だった。
1980年にS&W モデル586が登場して以来、徐々に姿を消していったそのリボルバーにスポットを当ててみたい。
・B&T APC9 Pro & APC9 Pro K2019年、米陸軍はSCW(Sub Compact Weapon)としてB&TのAPC9 PRO K,の採用を発表した。
米軍が新しいサブマシンガンを採用するのは、1943年のM3グリースガン以来、実に76年ぶりのことだ。
APC9シリーズとはどのようなサブマシンガンなのか。
その機能について詳しくご紹介する。
・グロック ニュースリムラインG482019年1月に発表されたグロックのG48とG43Xは、保持しやすさと携行性を考慮してデザインされた9×19mmのハンドガンだ。
どちらも、民間のコンシールドキャリーガンのみならず、私服オフィサー用のデューティサイドアームとしても普及しつつある。
・FK BRNO 7.5 FK フィールドピストル&マルチキャリバーFK BRNO 7.5FKと新開発の7.5mm弾は、100m先のボディアーマーを貫く性能を持っている。
LE機関からの評価も高いという。
しかし、ものすごく高価なので普及していない。
そこで価格を抑えたマルチキャリバーピストルが開発され、何とか市場に食いこもうと努力をしている。
エレガントさは失われたが、その性能は依然としてすごく高い。
・Beretta Mod. 950BS ‘Minx’ .22 Shortベレッタ モデル950BSはMinxの愛称で販売された。
‘ミンクス’とは‘生意気娘’を意味する。
この銃は女性のためのセルフディフェンスガンなのだ。
使用するアモは.22ショート。
.22LRより短く、現在量産されているカートリッジの中では最弱のパワーでしかない。
現代のコンシールドキャリーにはとても向かないが、かつてはこれも実用品であったわけだ。
今回はそんなクラシックポケットピストルについてその実力を探ってみる。
BERETTA ARX160A3ベレッタARX160は、現在イタリア軍に配備が進められつつある次世代の軍用ライフルだ。
NATO諸国が開発配備している5.56mm×45口径ライフルの中で、もっとも後に開発されたARX160は、既存のアサルトライフルとは異なる多くの特徴を持っている。
2007年の初公開から12年が経過し、その後も改良発展を続けているARX160について、その特徴を改めて確認する。
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