2016年5月に逝去した世界的演出家・蜷川幸雄。<br />生前に彼が残した「身体」「物語」についての考察を書籍化。<br />約60年の演劇人生のなかで、日本人の現代性を象徴する俳優たちの身体を見つめてきた。<br />蜷川が俳優の身体を語ることは時代を語ることであり、人間存在の本質を考察することでもある。<br />雑誌掲載されたものを再編集し、本書だけに語った語り下ろしインタビューを掲載した。<br />構成・木俣冬による関係者らの証言を集めたレポートも併録。<br />