足りないくらし
ぬるぬるするシャワーブース、髪の毛だらけの電気カーペット、押入れもひと部屋!? おしゃれとは程遠いシェアハウスに住む事情明大前駅から徒歩18分のところにある「ティラミスハウス」。
その名にまったく似合わない古い木造長屋のシェアハウスに住む女たちは、それぞれ事情を抱えていた。
貧困、生活保護、シングルマザー、ネグレクト、外国人技能実習制度――。
ひっそりと息を詰めながらも、懸命に生きる彼女たちの本音とは。
持たざる者たちの生きづらい現状と、その先にある希望を描いた問題作。
R‐18文学賞出身の気鋭が、現代社会のリアルに迫る。
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