京都の書店で名探偵ホームズの本を手にした9歳のシンポ少年。<br />それが彼の運命を決定。<br />中学高校とミステリーの泥沼にはまっていき、悪魔に導かれるように上京、ワセダミステリクラブの門を叩き、同じ中毒患者たちと青春を過ごす。<br />気が付けば評論家の肩書きが……。<br />皆に‘教授’と慕われる著者の涙と笑いの読書遍歴は、ミステリーのガイドブックとしても一級品です。<br />