高度医療が発達して健康寿命が延びるにしたがって、「人生100年時代」は現実味を帯びてきた。<br />問題は本人が天寿をまっとうしたあと、残された配偶者や家族だ。<br />故人が不動産と資産をたくさんもっていたらいたで、法定相続人の間で骨肉の争いが生じる。<br />「相続」ならぬ「争続」と言われるゆえんだ。<br />父の死から10カ月にわたって泥沼をさまよった著者が、自身の体験と、読者が地獄を未然に回避するためのノウハウを書き記す。<br />