長い群雄割拠状態を経て、十九世紀、プロイセンのホーテンツォレルン家はついにドイツを一つにまとめ、帝国を形成してヨーロッパ最強国の一角に食い込んだ。<br />フリードリヒ大王とビスマルク――二人の傑物がいなければ、この偉業は成しえなかったろう。<br />激動の二百十七年の光と闇、運、不運、そして熱い人間ドラマを、色彩豊かな名画とともに読み解いていく。<br />オールカラー版、中野京子の人気シリーズ、第五弾!