2020年1月から、東京は戦争状態に突入した。<br />そしてその20年から21年にかけて、保健所と東京都庁の感染症対策部門の課長として新型コロナ対策の第一線で指揮を執り続けた医師がいた。<br />本書は書く方の活字中毒でもあるその公衆衛生医が、未曾有の事態の中で経験したことを後世に伝えるためにつぶさに記録したものである。<br />巻末では東京都の医療アドバイザーも務める大曲貴夫医師（国立国際医療研究センター）との対談も収録。<br />
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