資本主義は自由と民主主義を守り、人々の生活をもっとも豊かにできるシステムである。<br />だがそれは、さまざまな問題がつきまとうシステムでもある。<br />物価と雇用の安定、資源配分の効率性、市場の失敗、所得と富の格差、バブルの発生と崩壊、景気変動や世界金融恐慌への対応、国家財政のあり方等々。<br />本書では、これら諸問題について、歴史を検証し、問題の本質を捉え、資本主義経済の未来を展望する。<br />(発行:夕日書房 発売:光文社)