新訳『カラマーゾフの兄弟』が通巻100万部を超える大ベストセラーに。<br />ドストエフスキーを現代の日本によみがえらせ、一大ブームを起こした立役者である。<br />したたかに学内政治を勝ち抜きながらも、ドストエフスキーと格闘することをやめない。<br />それは、自らも複雑な「家」の物語を背負った者の宿命なのか。<br />