中国は米ドル覇権を脅かすか(朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016)
中国の習近平政権は海洋進出とあわせて、国際通貨・金融外交にも果敢に乗り出している。
「シルクロード経済圏構想」を経済外交の主軸に据え、アジアインフラ投資銀行(AIIB)やBRICS新開発銀行の設立を急ぐ姿は、第2次世界大戦後に米欧が中心となって築いた国際金融秩序への挑戦にみえる。
自国通貨・人民元の利用を世界に広める「国際化」の推進とあわせ、中国は基軸通貨米ドルの覇権を脅かそうとしているのだろうか。
『朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016』(2015年11月6日発売)所収
更新中です。しばらくお待ちください。