場の空気を読んで、それに自分を合わせる。<br />さらにウェブ検索で、マジョリティの空気を読む……。<br />この10年、情報社会の進展で確かに便利にはなったが、「自分で考える力」が、急速に失われている。<br />「思考」が「検索」に、「言葉」が「情報」に劣化していく今、私たちは「考える力」を再生できるのか。<br />『暴走老人!』の著者がたどり着いた現代社会の問題の本質。<br />一個人として世の中を生き抜く思索力とは何かを考察する。<br />