監察医として40年以上にわたり、2万体以上の死体と真摯に向き合ってきた著者。<br />その彼が、昭和と平成で死体が大きく変わったと指摘する。<br />純粋に生きた昭和の死体。<br />死因さえわからない平成の死体。<br />その差とは何か、生とは何かを綴った、死体の切ない叫びが聞こえる感動のノンフィクション。<br />