素数はなぜ人を惹きつけるのか
‘数の原子’とも言われる素数は、数学者・科学者を魅了してやまない。
素数とは、1と自分自身の他に約数を持たない数のこと。
この数字は実にミステリアスで、2、3、5、7と現れたかと思えば次は11。
出没が気まぐれなのだ。
人類はこの数の規則性を明らかにするために、途方もない研究の歴史を積み重ねてきた。
なかでも数学史上最大の難題である「リーマン予想」は、素数の出現規則の解明のための最大の鍵。
それがわかれば、この宇宙の構造までも見えてくるという――。
本書では文系にもわかりやすく奥深い素数の世界を解説する。
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