硬派な教育問題の論客は、あるときを境に「尾木ママ」と呼ばれるようになった。<br />岩波新書を出しても伝わらなかった教育への理念は、ママの着ぐるみをまとえば百人力だ。<br />移ろいやすいブームを味方につけて発信力が一気に増した尾木ママの、七転び八起き的人生。<br />