ロシアのプーチン大統領は2014年、ウクライナのクリミア半島を一方的に併合、第2次世界大戦後、世界に例のない規模の領土拡張を断行した。<br />ロシアは主要8カ国(G8)から追放され、国際社会で孤立を深めている。<br />国際的なエネルギー価格の低迷と欧米からの制裁で経済も失速。<br />しかし、プーチン氏の支持率は8割を超え、脅かす存在は皆無だ。<br />盤石に見えるプーチン体制が揺らぐことはあるのだろうか。<br />『朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016』(2015年11月6日発売)所収