いのちの砦「釜石方式」に訊け 釜石医師会 医療継続に捧げた医師たちの93日間
巨大地震の直後、「レスキュー機能ゼロ」という状況が訪れることを、私たちは覚悟しなければならない。
行政との通信手段が断たれたとき、あるいは行政そのものが動けなくなった時に、一体誰が市民を救うのか?それは一大テーマである。
荒野で、弱者、貧者に手を差し伸べられるのは誰なのか。
根源的な問いを東日本大震災は突きつけた。
本書が追跡したのは、そこだった。
そして「レスキュー機能ゼロ」地帯に、果敢に挑んだのが一般社団法人 釜石医師会のドクターたちだった。
本書はその記録である。
(序章より)
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