なぜ僕だけが生きているのか。<br />エンドーくんはまだ名を知られていないカメラマンだった。<br />僕はエンドーくんの物語を、もっと多くの人に伝えるべきなのではないかと思った。<br />そして、それができるのは自分だけのような気がした。<br />無名のカメラマンと、無名の編集者が白血病と闘った記録。<br />そこには何か読者が興味を持つ物語があるような気がした。<br />僕はそれを書いてみたいと思った。<br />