東日本大震災後の東北で、被災者の心にじわじわと深くしみ入りつつある歌がある。<br />「しあわせはこべるように」。<br />山古志村や四川省でも歌われた、不思議な生命力を持つ歌だ。<br />つくったのは、阪神淡路大震災で被災し、音楽教育の現場で子どもたちと向き合ってきた音楽教師だった。<br />