2009年6月14日、霞ヶ関に衝撃が走った。<br />厚労省の現役女性キャリア官僚が逮捕されたのだ。<br />偽の障害者団体に便宜を図った疑いだという。<br />しかし、それは全くのでっちあげだった。<br />関連した容疑者の裁判で次々と無罪判決が下り、検察の作ったストーリーが否定されていく。<br />なぜ検察はここまで暴走したのか? なぜ関係者は次々と供述を翻したのか? 10年9月10日無罪判決に向けて事件の全貌を丹念に描く。<br />