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江戸文様こよみ

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天下太平の江戸時代、当時世界一の人口をもつ大都市江戸の住人は、武士から庶民まで、暮らしを謳歌し、奢侈禁止令が出されるまでに生活を楽しんでいた。
正月や節句、花見や芝居見物などの行事や日々の暮らしの中で、季節ごとの着物や持ち物には創意あふれるさまざまな文様が施され、人々は伝統の文様、流行の文様を身につけておしゃれを楽しんでいた。
著者はデザイナーで江戸更紗の収集家。
季節の折々に人々が身につけた創意あふれるさまざまな文様の主題52を、正月、春、夏、秋、冬の順に分けて示しながら江戸時代の風習、風俗についての解説をつけている。
正月だけで松、竹、梅、宝尽くし、鶴亀、扇、初釜、梅鶴といった主題があり、それぞれの中にまた何通りもの文様がある。
たとえば松なら、若松、老松、落ち松葉、敷き松葉などなど。
それらがまた多様な色やデザインで染め出されるのだから、文様の数はほとんど無限といってもいい。
著者はそこに日本人の優れた美意識としなやかな感性を見取っている。
読み進むと多彩な文様の中に、文様の知識とともに江戸の人々の生活感と美意識が見えてくる。
文様は現代の着物だけでなく小物やアートに応用することもできるので、豊かな文様の世界を楽しみながら、江戸の人々に負けない暮らしの心豊かさを感じることができるだろう。




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