情報社会を支配する相互評価のゲームの〈外部〉を求め、「僕」は旅立った。<br />そこで出会う村上春樹、ハンナ・アーレント、コリン・ウィルソン、吉本隆明、そしてアラビアのロレンス――。<br />20世紀を速く、タフに走り抜けた先人の達成と挫折から、21世紀に望まれる主体像を探る「批評」的冒険譚。<br />