1975年5月16日午後12時30分。<br />田部井淳子は世界最高峰に女性として初めての足跡を記した。<br /> 「白い山」にあこがれて山岳会の扉をたたき、憑かれたように山行を重ねた青春時代。<br /> そして結婚し、母となってからも夢を追い続け、8848mの頂を極めるまでの半生を綴った、最初の著作がついに文庫化です。<br />