山の霊力 改訂新版
日本人の「いのち」の源は山にある。
縄文以来、この列島の住人は山の霊力を崇め、山に育まれて生きてきた。
大和の神奈備山から山岳信仰の霊場まで、全国の名山・霊山をめぐり、日本を代表する宗教学者が日本人の信仰の本質を探る。
なぜ私たちは山へ登りたいと思うのだろう。
山を眺めると懐かしさを感じるのはなぜだろう。
世界でも類を見ない日本人のユニークな宗教観の本質。
現代をより良く生きるための指南書。
●その昔、山は動物であった出羽三山/宮沢賢治/三内丸山遺跡●オロチの棲む山神奈備山/鳥海山/見るなの座敷/巨木信仰●神のいます山白神山地/岩木山/高千穂峰/富士山●験を修める山湯殿山/葛城山/役行者/空海/マタギ●魂が蘇る山熊野/立山/恐山/白山/御嶽山/スサノヲ●人と山とのバイラテラリズム日本的一神教/山と日本仏教/マイ・マウンテン探し●山の祈り利他行としての山行山岳信仰と日本人の心の文化を書き著した名著「山の霊力」(講談社選書メチエ)を加筆・修正、新章(山への祈り)を追加、写真を全て刷新するなど大幅に改訂。
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