ヤマケイ文庫 安曇野のナチュラリスト 田淵行男
鋭い視点で山岳写真の新境地を拓き、高山蝶の生態写真や雪形の研究などで、一時代を築いた先駆者、ナチュラリスト「田淵行男」の生涯。
日本を代表する山岳写真家であると同時に、高山蝶をはじめとする昆虫生態研究、民俗学の貴重な記録となる雪形研究など、幅広い分野に偉大な功績を残した田淵行男。
作家の近藤信行氏は、田淵の足跡を緻密な取材で丹念に追い、鳥取県の山村に生まれ育った幼年時代から安曇野を舞台に広く活躍する晩年までの彼の生涯を克明に描いた。
「山と溪谷」に連載された内容を再構成し巻末には田淵の著作、参考文献、詳細な年譜、「モノクロームの山」「蝶の細密画」「雪形」等の口絵も掲載し文庫化。
序章 常念岳の麓1章 孤独の淵2章 心の彷徨3章 雌伏のとき4章 安曇野の博物誌5章 高山蝶との出会い6章 山岳写真と生態写真7章 大雪の蝶8章 安曇野挽歌終章 命ひとつ
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