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独立して成功する! 「超」仕事術

人生において、先輩のアドバイスほど貴重なものはない。
早稲田に入った時、哲学科の先輩からこんなアドバイスを受けた。
「ここで生き残りたければ、酒に強くならないとダメだよ」 四年間修行したが、一向に強くならなかった。
皮肉なことに、哲学の道をあきらめ、出版社に入社した新入社員歓迎会で、突然飲めるようになった。
会社に入ると、今度は社会人の先輩から、こんなアドバイスを受けた。
「会社より家族を大事にするようなやつは、出世できないよ」 この言葉は、若い私に強烈な印象を与えた。
「会社よりも家族を大事にする人間は、会社ではやっていけないのだろうか?」 以来二十年余、私は会社のために誠心誠意働いた。
編集部門の統括部長にもなった。
会社の存続のため、過酷なリストラも行った。
しかし、いかに努力しても、一向に、家族より会社のほうが大事にはなりそうもなかった。
四十七歳の時に、会社をやめた。
忘れもしない、ちょうど五年前の九月末日である。
自分の時間を会社のために使うより、家族のために使うことを選んだのだ。
だが、もしも独立に失敗したら、むしろ家族を不幸にするわけで、シャレにもならない。
会社をやめた時、親しい友人が、「筆一本で食べていくのなんて、絶対ムリだよ!」と親身の忠告をしてくれた。
月一冊書かないと生活は成り立たないというのが、彼の説だった。
別の友人は、「英語の本なんて、すでにあらゆるものが出尽くしているはずだ。
今さら書店の棚を取るのは至難の業だよ!」と忠告してくれた。
どちらも、もっともなアドバイスだった。
だが、私は、独立を断行してしまった。
この本は、三人の家族を道づれに、四十代後半で人生を「ふりだし」に戻した男の、悪戦苦闘の物語である。
私としては、順風満帆、大願成就のサクセス・ストーリーにするつもりだが、途中の紆余曲折がないわけでもない。
世の中には、私と同じような体験をした人、あるいは、将来こんな生活(印税生活!)を夢見ている人も多いと思う。
特にこれから脱サラして、独立自営を目指している人々に、私は、フリーで生きることの素晴らしさをお伝えしたいと思う。
それは同時に、サラリーマン時代には決して味わうことのできなかった厳しさとも表裏一体である。
多くの人に、私のささやかな体験が参考になれば、とてもうれしい。
▼目次 はじめに プロローグ 独立の五つの条件(気力・体力・知力・財力・協力) 第一章 それは突然やってきた!(気力の章) 第二章 「個人事業主」になる(財力の章) 第三章 会社をやめて友達できた!(協力の章) 第四章 デスクワークは立ってやれ!(体力の章) 第五章 知的生産のための十三のヒント(知力の章) エピローグ あとがき




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