ウェブメディア編集者のライター教育法。新聞記者が教える質の高いウェブメディア運営。10分で読めるシリーズ
さっと読めるミニ書籍です(文章量10,000文字以上 11,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の20ページ程度)【書籍説明】メディアは紙からウェブへといわれているが、自ら情報発信しているブロガーを除けば、ウェブ出身の実力派ライターはなかなか育っていない。
ウェブメディアが広告依存の小さなビジネスモデルのため、ライターの育成に手が回らないことが最大の原因だ。
中には小遣い稼ぎの素人ライターを子供の駄賃ほどの低報酬で雇い、ネット情報をまとめただけの記事を書かせようとするところもある。
拙い文章に記事の内容とかけ離れた派手な釣り見出しをつけ、ページビューを稼ごうとしているわけだ。
国の情報通信政策研究所が二〇一六年八月に公表したメディアの信頼度調査では、「ウェブメディアを信頼できる」と回答した人は三〇%に満たず、新聞の六八・六%、テレビの六二・七%よりはるかに低い。
信頼の面ではまだまだ紙からウェブへという状況ではないのが実情だ。
今、ウェブメディアの編集者に求められるのは、たとえ相手が外注ライターであったとしても、最低限の取材方法や記事の書き方を教えることだろう。
どうやって外注ライターを指導すればよいのか、いっしょに考えてみたい。
【目次】普段から良いライターを探しておこう採用前に面談か、電話での聞き取りが必要募集文こそ丁寧に、狙いもしっかり記入しよう取材記事の報酬は適切な額を記事の取材前に入念な打ち合わせが必要プロライター以外には取材の基本を教え込む取材に行くときの注意点もアドバイス途中経過を確認し、再度指示を出す絶対にやってはいけないことだけは教えておこう編集者の仕事は校閲だけではない文章はスリムに、リズムにも目を配るアフターフォローを忘れずにライターの使い捨てをしてはならない【著者紹介】高田泰(タカダタイ)一九五九年、徳島県生まれ。
関西学院大学卒業。
地方新聞社で文化部、社会部、政経部記者を歴任したあと、編集委員を務め、年間企画記事、こども新聞などを担当した。
二〇一五年から独立し、ウェブニュースサイトなどでフリージャーナリストして活動している。
徳島県在住。
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