過ぎたるは及ばざるがごとし行き過ぎ敬語ウイルス蔓延中。10分で読めるシリーズ
さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の16ページ程度)【書籍説明】先日、テレビ番組の中で某俳優さんが、スタッフが多用する「‘さ’入れ言葉」にイライラすると話していました。
「本番行かさせてください」、「もう一回やらさせてください」――そんな動詞の活用はない、「やらせてください」だろうと。
私は以前から、「させてください」「させていただく」という度を超えた敬語の撲滅を叫んでいますが、知名度がないので誰にも聞いてもらえません。
聞いてもらえるどころか、日に日に世の中にこの言葉がウイルスのように広まっていくのを見て、地団太を踏んでいます。
そんな中での俳優さんのあの言葉。
私以外にもこの言葉を嫌がっている人がいたことを知りました。
最近携わった仕事でも、多くのリーダーや職員たちがこの「させていただくウイルス」に感染しており、とんでもない新型まで出現している始末。
これ以上の感染は何としても阻止したいと思っていたところに思わぬ味方を得たような気持ちになりました。
「させていただく」「させてください」は言葉の無駄、時間の無駄、コストの無駄!行き過ぎた敬語は、ともすれば聞き手に不快な印象を与え、しかも発言をダラつかせる要因です。
ということで、またまた筆を執りました。
【目次】●1●長ければ丁寧のド勘違い●2●「させていただく(せていただく)」ウイルスの出現●3●新型出現か!?●4●もう一つのウイルス「動詞の名詞化」●5●「させていただく」と「動詞の名詞化」の合併症で最悪の事態に●6●もっと気を配るべきことは別にある●7●自分の話し方を改善するには●8●身近な人の話し方を改善するには【著者紹介】衣笠奈美(キヌガサナミ)新聞社勤務を経て、現在はフリーランスで文書・映像の翻訳、各種会議録作成、文章執筆、外国人の日本語学習支援に従事し、多方面から現代日本語を調査研究中。
翻訳・執筆分野は主にIT、政治、教育。
著書は「会議が変わる発言術」「報酬未払い少額訴訟の10ステップ」。
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