貿易専門家が解説する日本貿易史。3世紀から8世紀までの東アジア激動交易史。10分で読めるシリーズ
さっと読めるミニ書籍です(文章量13,000文字以上 14,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の26ページ程度)【書籍説明】娘の家に猫が飛び込んできたという。
そのエピソードから平安時代に輸入された「唐猫」を思い出す。
卑弥呼が苦心した鉄輸入の時代からどのようにして猫を輸入する時代になったのか。
4世紀後半高句麗が百済に侵攻すると、倭国は百済の軍事行動要請に応えて傭兵を輸出する。
見返りは鉄素材、先進文物、そして渡来人だった。
倭国はあわただしくなるとともに、分業貿易体制と技術革新の時代を迎え、6世紀中ごろ自国での製鉄ができるようになる。
当時の鉄生産量はどのくらいあったのか。
7世紀になると、なぜかかつての敵国高句麗の高僧が、聖徳太子の外交アドバイザーになる。
随が滅び、百済が滅び、高句麗が滅び、唐と新羅の連合軍が倭国に迫る。
絶体絶命の危機を切り抜け、8世紀の律令の時代を迎えると、独占的輸入体制の中で、遣唐使は猫を輸入するようになる。
しかし意外にも日本と中国の外交関係が結ばれた期間は決して長くなかった。
激動東アジアの3世紀から8世紀までの交易を概説する。
【著者紹介】姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)群馬県出身。
元商社勤務。
海外駐在員経験2回。
長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8.4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を一浪して取得。
自身の40年に渡る実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。
ペンネームは英語教師だった祖父の名前。
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