中年の危機 4つの命題 このままで良いのかと思ったら読む本
【書籍説明】40歳を挟む人生中盤にやって来る幾多の試練、これを本書では中年の危機として総括的に捉え、この危機を乗り越えるための考え方やなすべき具体策を提案したいと思います。
何故、人生中盤に多くの試練、苦難がやって来るのか? これは若い頃とは違う多くの人たちとの繋がりが個人の能力だけでは処理できなくなるからです。
その根幹にあるのが『人と人との繋がり方(Ties)』だと考えています。
本書ではこの繋がり方を区分けすることから、多くの中年世代が試練に差し掛かかる背景を理解し、そして最終的にとるべき手段を明示します。
取り上げる考え方は、社会学に基づく以下の3つです。
(1)人の心に埋め込まれた繋がりを理解し、それを取り込む: 信頼や人間性に重きを置く関係性、心理的に近い関係性(趣味が同じ、同じ人を介した繋がりなど)には利己性が弱まり、時には自分のことより他者の利益を優先することもあります。
これを理解し取り込むことで危機を乗り切るヒントが掴めることがあります。
(2)弱い繋がりの強さを理解し、それを取り込む:人に大きなメリットをもたらす鍵は『ちょっとした付き合い』からと言う考え方、それを理解して人とのお付き合いを再構築すれば、危機を乗り切れる可能性が上がります。
(3)繋がり方の構造をオーバーオールに理解し、それを発展させる:人の繋がりは単純に繋がっていれば良いのではなく、豊かな繋がり方が望ましいと言えます。
これを今ある人との繋がりから振り返り、より良い繋がりに発展させる考え方です。
良い繋がりは危機を乗り越えるだけではなく、人生を良い方向に導いてくれます。
多くの試練であっても、その背景にある理屈(難しく言うと理論)を理解すれば、解決策を見いだす経験になります。
この経験に自身の考え方を意味付けできれば、自身の強みに発展します。
中年の危機を乗り切る施策として、考え方の根幹から積み上げていただくことを本書の狙いとしています。
気持ちの切り替えひとつで変わる世界があること、そして悩みが軽減されることを本書から体感いただければ幸いです。
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