世界一まぎらわしい動物図鑑 〜そっくりなのにぜんぜんちがう〜
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まぎらわし〜!進化の不思議おもしろ入門。
タヌキとアライグマ、モモンガとムササビなど、この地球上には、見た目や習性は似ているのに、じつはまったく別の動物=「まぎらわしい動物」が、数多く生息しています。
なぜこんなにまぎらわしい動物がいるのでしょうか? 動物たちにとって、自分の体こそが生き残るための道具です。
どんな所に棲んで、何を食べているのかで、体の形は決まってきます。
樹上ではバランスをとるのに長い尾が役に立ち、水中では流線形の体が便利です。
また肉食なら鋭い牙が役に立ち、草食なら茎をくいちぎる前歯を必要とします。
こうして長い時間をかけて、自然環境に適応して生き残ったものたちは、元々が別々の種であったとしても、なぜかよく似た形(キャラクター)と習性(ビヘイビア)を持つようになるのです。
こうした現象を動物学の世界では「収斂進化(しゅうれんしんか)」と呼びます。
この収斂進化に着目すると、進化の不思議をわかりやすく理解することができます。
見て楽しむ「写真クイズページ」、なんでこうなったのか? 解き明かす「図鑑ページ」、自然界ではあり得ない、可愛い動物たちの合成写真も必見。
皆さんも「まぎらわしい動物」を知り、進化の謎を解き明かしましょう!※この作品はカラーが含まれます。
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