ホス狂い 〜歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る〜(小学館新書)
私は今日も、担当に愛を課金する――「彼がわたしの王子です」きらびやかなシャンデリアの下、薄化粧をした男性の隣でこのうえなく幸せそうな微笑みを見せる彼女は、今晩’王子’のために、いくら課金するのだろうか――緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機で同い年のホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して「ホス狂いシェアハウス」に居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの’彼女’の座を手にした女王。
「シャンパンタワー代はママにカンパしてもらいました、もちろんパパにはナイショです」とはにかむ「実家通勤ホス狂い」。
パパ活で、風俗で、AVで…・身を粉にして稼いだ大金を、彼女たちはなぜホストに捧げるのだろうか。
お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。
そして行き着く先はどこなのか。
日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。
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