中国では、2009年に中国版ツイッター・微博が登場、時事問題を共有するネット論壇が誕生した。<br />その微博をきっかけに政治意識にめざめた辣椒(ラージャオ)の風刺漫画は一世を風靡、ネット論壇を盛り上げた。<br />しかし、習近平政権発足後、ネットのオピニオンリーダーは次々と摘発、検閲も強化。<br />辣椒は日本滞在中、ある作品が危険視され、亡命を余儀なくされた。<br />習近平体制の現在と言論弾圧を、亡命漫画家・辣椒の作品を手がかりに鋭く切り取った一冊!