国会議員の数では、いつでも憲法改正が可能になったこの機に、憲法改正は今しかない、と政権はアクセルを噴かしている。<br />けれどもそこに陥穽はないのだろうか? かつて憲法改正に半生を捧げた著者は問う。<br />強い国家、強い体制ばかりが求められ、国民の自由や権利が蔑ろになってはいないか? 著者は、改正を目論む真の目的を探り、「憲法を利用するな!」と声を上げる。<br />改正に向かうわが国の危うさを指摘した警世の書!