「どこで死にたい」と予め考えていても、自分は変わります。<br />こういう風にすればいいという人はいますが、教科書通りにいくはずがない。<br />誰も自分の死体を見ることはできません。<br />だから何も心配することはないんです。<br />(養老孟司)外科医のときは患者をどうやって生かそうかと考えていました。<br />今は、患者をどうやって死なせようかと考えるのが仕事です。<br />「その人らしい死に方とは何か」「あるべき終わりがあるのではないか」と考えるようになったんです。<br />(小堀鴎一郎)