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はじめての医療接遇 患者のための心のこもったおもてなし

「医療の接遇は、ハートを研鑽し、それを的確に患者・家族に伝えるスキルを体得し、勇気と希望と感動を与えるハートとスキルが融合してはじめて完成する」この言葉をご存知でしょうか。
2006年、東京大学医学部附属病院の副院長で、初代接遇向上センター長であった、大内尉義教授が医療接遇を定義したものです。
ここから、日本の医療接遇が始まったといっても過言ではありません。
この定義をもとに、10年以上全国各地の医療機関で実践、講座を行い、その集大成として、書籍としてまとめるにいたりました。
医療従事者に求められるのは、高い専門知識や医療的な対応能力であることはいうまでもありません。
ただ、常識的なマナーや人としてあたたかみのある対応力とともに、それぞれの専門知識を専門職との連携、患者、家族への説明に活かすための基本的なコミュニケーション力も身につけなければ、患者のための医療を実践することはできません。
患者やそのご家族は、病院で接するすべての人の本当にささいな言葉や態度、ちょっとした仕草などによって、ホスピタリティを感じ取り、安心します。
反対に、充分な声かけやあたたかみのある対応がなされないと、どんなに正しい処置をしていても、気持ちでは不安になり、患者は不快に感じてしまうのです。
では具体的にはどのように考え、何を知っていればよいのでしょうか?本書は、あらゆる医療職にとって役に立つ、医療接遇に絶対に知っておきたいポイントをお伝えしています。
特に、忙しい医療従事者のためにポイントを絞って説明し、Q&Aも加えてわかりやすくまとめています。
明日からでも、すぐに役立つ内容です。
患者も医療者も笑顔になれる病院や施設経営とは何か? を考えるすべての方に読んでいただきたい一冊です。
【目次】序章 なぜ、医療に接遇が大切なのかPart1 医療接遇のきほんPart2 医療接遇に活かすコミュニケーションスキルPart3 社会人として知っておきたいビジネスマナーPart4 医療接遇に役立つQ&A【購入者様への特典】「本書で掲載されているチェックシート・参考資料のPDFデータ」付【著者プロフィール】近藤和子医療接遇コンサルタント1982年マザーリング研究所(現:マザーリング&ライフマネジメント研究所)設立。
常に看護の視点にたち、独自の手法でその時代の健康課題に実践的に取り組み、社会に提言し続ける。
2006年に東京大学医学部附属病院接遇向上センターの顧問就任を機に、患者・家族のニーズと想いを追及し、独自の接遇理論を構築。
その後’医療接遇’をテーマにした介護・医療施設での接遇研修は100か所を超え、受講者からは「自信と誇りが持てた」と好評を得ている。
超高齢社会「2025年問題」を前に、’人生の最期は幸福に’という願いのもと、死を丸ごと受容する<自然な看取りと在宅医療の勧め>を提唱。
介護・医療分野の多職間連携によるトータルケア・サービス構築の急務を掲げ、地域包括ケア促進のためのオーガナイザーとしても活動。
2015年〜2016年連続講座「看取り・新時代」を通して非医療者による’看取りのドゥーラ’の育成にも力を注いでいる。




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