トレイルズ 「道」と歩くことの哲学
「実に刺激的な本である。
道とは何かという旅を通じて人間とは何か、人類とは何か、そういう場所まで我々を運んでゆく」――夢枕 獏(作家)自分の足元に伸びる道は、どこへ続くのか。
歩き、考え、書く──人間という存在への根源的問い。
【内容】歩くことを通じて、人間の存在と行動の起源に迫る。
米国東部のアパラチア山脈に沿って続くアパラチアン・トレイル。
全区間スルーハイクを行った著者は、足元に伸びる道に疑問を抱く。
「トレイル=道」はどのようにできたのか?発展する道とすたれてしまう道の違いとは?根源的な疑問への答えを求めて、世界各地をめぐり、はるか昔の化石や動物の行動に関する最新の研究成果を求め、ネイティヴアメリカンの生活と思想、さらに東洋哲学の「道」に至るまでを訪ねる遠い旅に出た。
【著者】ミドルベリー大学環境ジャーナリズム・フェローシップ受給者で、いくつかのノンフィクション作品に対し受賞歴がある。
『Harper’s Magazine』『n+1』『New York Magazine』『GQ』などの雑誌に寄稿している。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ハーフムーンベイ在住。
【訳者】京都大学文学部卒業。
書店員などを経て翻訳家に。
訳書に『アーセン・ヴェンゲル アーセナルの真実』『もうモノは売らない──「恋をさせる」マーケティングが人を動かす』(いずれも東洋館出版社)など。
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