捕手異論 一流と二流をわける、プロの野球『眼』
セオリーを疑えば野球の本質が見えてくる異端キャッチャーの、‘型破り’な野球の見方「うまく」「強気に」の言葉ほど疑え! 責任回避のサインデキる捕手は相手打者の「影」を見る「送りバント」「ジグザグ打線」は本当に有効?安易な野手コンバートは、捕手人材難を助長WBC敗退で見えた日本野球の課題……etcナイツ 塙宣之との‘延長戦’放談収録第1回WBC優勝、2度の日本一に輝いた男がズバッと一刀両断! 野球が100倍楽しくなる18の視点(著者からのメッセージ)野球というスポーツをより主体的に楽しもうと思えば、取りまく環境の変化への‘適応’を絶えず求められる僕らと同じく、観る側であるみなさんもまた自身の‘視点’をつねにアップデートしておく必要があるわけだ。
もちろん、野球観を論じた書籍は世のなかにもすでにたくさん存在するし、そこに書かれていることが「間違いだ」などと言う気もさらさらない。
本書にまとめたのはあくまで、キャッチャーという立場で16年間にわたってプロ野球に携わってきた僕が、実際にプレーをする当事者のひとりとして感じ、考えてきたことばかり。
誰もが疑いの目を向けていなかった球界の‘常識’とされる物事にさえ、あえて異を唱えているのも、僕自身が誰より球界の進化・発展を願っているからに他ならない。
なかには「文句ばかり言って! 」とあきれる方もいるかもしれない。
だが、そんな僕の‘異論’に、みなさんのもつ野球観が少しでも刺激されるようなら、著者としてこれほどうれしいことはないのだ。
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