新約聖書に「初めに言葉ありき」という一文があるとおり、このことこそがヨーロッパにおかえる科学革命とそれに続く近代化の原動力だった。<br />本書では、人類史を人間と言語との関わりという観点から捉えつつ、現代世界の諸問題と関連づけて追求。<br />無限に膨張しつつある言語・情報という超有機体の本性を暴き出すことを目指す。<br />