グランゼコールの教科書――フランスのエリートが習得する最高峰の知性
【内容紹介】フランスのエリートが持つ知性を「歴史、宗教、哲学、文学、芸術、科学」で区分け古代ギリシアから現代までの「リベラルアーツ大全」エコール・ポリテクニーク、国立行政学院、パリ高等師範学校などの超一流グランゼコールで求められる教養のレベルがわかる。
シャルル・ド・ゴール、フランソワ・ミッテラン、ジャック・シラク、エマニュエル・マクロン、ジャン=ポール・サルトル、ジャック・デリダ、ジャック・アタリ、エマニュエル・トッド、トマ・ピケティ……きら星のごとく政界、財界、官界、学会にエリートを輩出してきたが、フランスのグランゼコールと呼ばれる学校群である。
ちなみに日本ではよく知られたソルボンヌ大学(パリ大学)よりも断然レベルが高く、入学するためには日本の受験以上に熾烈な競争に勝ち抜く必要がある。
一言でいえば、フランスエリートの養成校なのだ。
入学には、どの程度の教養レベルが求められるのか。
850ページに集約したのが本書である。
世界の歴史を形作ってきたフランス知性の源を知る。
【著者紹介】【著者】ジャン=フランソワ・ブラウンスタン1953年マルセイユ生まれ。
プロバンス大学卒。
パリのソルボンヌ大学で博士号を取得。
フランスの哲学者。
高等師範学校、アミアン大学などの勤務を経て、パリ第一大学教授。
現代フランスの哲学、歴史、科学哲学が専門領域。
哲学関連書を初めとする著書多数。
ベルナール・ファンパリの名門校アンリ4世校に設立された「グランゼコール準備校」の名誉教授。
現代史の研究者として著書多数。
【訳者】木村 高子(きむら・たかこ)英語・仏語翻訳者。
仏ストラスブール大学歴史学部卒、早稲田大学大学院文学研究科考古学専攻修士課程修了。
訳書にフェアチャイルド・ラッグルズ『イスラーム庭園』(原書房)、『地政学で読む世界的覇権2030』(東洋経済新報社)、『ユダヤ人の起源』(共訳、ちくま学芸文庫)ほか多数。
本書では、序文、1章、2章、3章の翻訳を担当。
広野 和美(ひろの・かずみ)仏語翻訳者。
大阪外国語大学フランス語科卒。
訳書に『フランスの天才学者が教える脳の秘密』(TAC出版)、『北欧とゲルマンの神話事典』(原書房)、リュック・ペリノ『0番目の患者』(共訳、柏書房)、ジェラール・ルタイユール『パリとカフェの歴史』(共訳、原書房)ほか多数。
本書では、4章、5章、9章の翻訳を担当。
岩澤 雅利(いわさわ・まさとし)東京外国語大学ロマンス系言語専攻修士課程修了。
訳書に『「経済学」にだまされるな! 』(NHK出版)、グルバハール・ハイティワジほか『ウイグル大虐殺からの生還』(河出書房新社)、『格差と再分配』、『いま、目の前で起きていることの意味について』(以上共訳、早川書房)ほか多数。
本書では、6章、7章、8章の翻訳を担当。
【目次抜粋】序言第1部 ギリシア第2部 ローマと一神教第3部 中世第4部 ルネサンスおよび近世第5部 17世紀 古典主義時代第6部 18世紀 啓蒙の時代第7部 19世紀第8部 20世紀第9部 21世紀参考文献
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