75年前、日米激戦のさなか、フィリピンの前線の洞窟で日本語の新聞が作り続けられていた。<br />死と隣り合わせの兵士たちがむさぼるように読んだ「神州毎日」。<br />その時、新聞は何を伝え、何を伝えなかったのか。<br />自らも新聞記者となったその子孫が、その足跡をたどる旅に出る――