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ジョン・レノン 誰が彼を殺したのか

ジョンはずっとスターだった。
若者にとってはアイドルであり、哲学者でもあった。
しかし、人々はあまりにも多くのことを彼に求めた。
彼はスターであると同時に、ひとりの不完全な人間でもあったのに。
私たちが知っているジョンは、ほんの一部分でしかない。
ジョンとはいったい何者だったのか。
本当の意味で、ジョンを’殺した’のは誰だったのか。
母親には二度捨てられたとジョンは言う。
学校では体罰を受けた。
大人になっても人間関係で多くの問題を抱え、他人をひどく攻撃した。
家庭内では暴力を振るい、数多の浮気をし、息子に精神的な虐待さえ加えた。
そんな彼が、オノ・ヨーコと出会って変わった。
ビートルズ人気真っ盛りの頃に、ジョンは仮面を捨てたのだ。
【本書より】「巷にあふれるジョンのよくある伝記本を書くつもりはなかった。
本書はそのような代物ではない。
本書では、ジョンの没後40年にあたり、そのいくつもの人生、いくつもの恋愛、いくつもの死を独自に模索している。
万華鏡であり、観想であり、内省である。
ジョンとは一体何者だったのだろうか? この件について、あの件について、どう思っていたのだろうか?『ジョンの抱える矛盾を理解したい』『いつ、なぜ彼が死んだのかを理解したい』という欲求に駆られて本書を執筆した。




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