ANA857便を奪還せよ
1995年6月21日正午、羽田発函館行のANA857便が離陸直後にハイジャックされた。
犯人はオウム真理教の信者と見られ、毒ガスのサリンを持っていると脅した。
函館空港に着陸した857便を占拠するハイジャック犯に、北海道警察はその総力を挙げて対峙する。
警視庁の特殊部隊も投入され、事件解決へ向けて、極限まで緊迫する対策チーム。
一方その裏側で、事件報道という大役を担うマスコミも試行錯誤をくり返す。
ハイジャックされた機内への強行突入という、日本警察史上唯一の事例である本事件は、以後の「危機管理」に重大な示唆を投げかけることとなった。
本書は、四半世紀の時を経て、平成の事件史に残る‘函館空港ハイジャック事件’の全貌を明らかにする。
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