パチンコの経済学
不気味に連鎖し始めたパチンコと金融商品。
誰も語らなかった、「カジノ解禁」前夜のパチンコ大改革案ありそうでなかった業界案内として、2007年に刊行されるや大きな反響を呼んだ『パチンコの経済学――内側から見た30兆円ビジネスの不思議』から丸3年。
待望の続編である。
わずかこの3年でパチンコの市場規模は30兆円から21兆円に縮小した。
一方、テレビでは毎日、大量のパチンコ関連のCMで賑わっている。
いまパチンコ、ギャンブル業界にいったい何が起こっているのか? その舞台裏に迫った。
パチンコとFX取引とギャンブルと……不気味に連鎖しはじめた、パチンコと金融商品。
誰も語らなかった、カジノ解禁’前夜の業界大改革案とは? 内部に精通し、経済学、社会学に明るい著者ならではの筆致は独壇場で、前作を超えた面白さで読ませる。
ちなみに、ギャンブルの純損失とは著者の造語だが、「お客が投資した金額から回収した金額を差し引いた純粋な損失」のことで、顧客が支払ったテラ銭の総額のことである。
パチンコやカジノは粗利益高が、宝くじや公営ギャンブルは控除率があてはまる。
日本人はギャンブルになんと年間5兆3387億円のテラ銭を使っていて、パチンコがその約67%、3.5兆円強をも占めている。
政府の観光立国の旗振りのもと、換金合法化からカジノ解禁へ進もうとする業界に未来はあるか? 民主党版カジノ新法(案)も収録した業界ガイドの最新版である。
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