日本の産業PRを疎かにした時の首相に資質がないと怒りつつ、〈お名前様〉〈ご住所様〉と何でも‘様’を付けたがる過剰な日本語使いの店員に苦言を呈す。<br />真剣に《怒る》ことを避けてしまったすべての大人たちへ、その怠慢と責任を問う、直球勝負の痛快エッセイ五十編。<br />我ながらよく怒っていると著者本人も思わずたじろぐ、怖くて優しい本音の言葉。<br />