君たちはどう生きるかの哲学
この素朴で実直な問いかけが、人々の心に響く。
人間から「どう生きるべきか?」は消えず、拠り所を強く求めてしまう。
著者は1981年、哲学者・鶴見俊輔の文章で『君たち……』の存在を知る。
鶴見は「日本人の書いた哲学書として最も独創的なものの一つ」と評していた。
鶴見自身の哲学は〈一人ひとりの「私」が様々なことと出会い失敗し後悔し、そこから意味をくみ取り成長する。
そこにしか哲学はない〉というもので、文字通り「君たちはどう生きるかの哲学」だった。
刊行から80年、いま爆発的に読まれる不朽の書を、鶴見哲学を補助線に丁寧に深く読み進める。
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