ジュビロ磐田、挑戦の血統(ルビ:サックスブルー)
どんな時も、諦めるな。
栄光、迷走、転落、反抗、試練、すべては歓喜のために――。
半世紀前、物語は工場の片隅から始まった。
小さな町のサッカークラブが抱いた美しき夢と挑戦は、まだ道の途中。
<概要> この物語はヤマハ発動機磐田工場サッカー同好会にはじまり、今日に至る約半世紀の道の途上で、行動した人々――フロント、選手、スタッフ、サポーター、メディア――の目に映った光景の点描であり、『サクセスストーリー』や『失敗の物語』とは成り立ちが異なる。
(略) 半世紀前、ヤマハ発動機磐田工場の片隅に生まれたサッカー同好会は‘東海の暴れん坊’に成長。
発足するJリーグに名乗りをあげたが、実績を十分に積み重ねていたのにもかかわらず、ホームタウンの規模を理由に参入を見送られた。
消えかかった火をかきたてたのは、サポーターの身近で温かい声援だった。
背中を押され、遅れてJリーグ参入を果たしたジュビロ磐田は、自分たちが心から楽しいと思えるサッカーを作り上げ、頂点に駆け上がった。
(略) 小さな町の小さなクラブの物語は、そこに関わる人々――フロント、選手、スタッフ、サポーター、メディア――の愛でサッカーを包みながら、歓喜に向かってつづく。
ジュビロ磐田がジュビロ磐田である限り、時代の流れの中で失われつつある大切なものはきっと守られる。
(「あとがき」より抜粋)
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