一九四五年八月、ソ連軍の侵攻から逃れるため、満洲から多くの日本人が北朝鮮に避難した。<br />飢え、寒さ、伝染病。<br />本土終戦の日から始まった地獄の難民生活で、人々は次々と命を落とす。<br />国はなぜ彼らを棄てたのか。<br />世界史の中でも稀に見る悲惨な難民だった彼らの存在は、なぜ黙殺されたのか?「戦後史の闇」に光を当てた本格ノンフィクション。<br />