「財政赤字が膨らめば国は破綻する」「政策に必要な資金は納税者から集めなければならない」――これらの「常識」は、政府が国民に手を差し伸べないことを正当化するための方便にすぎない! 米上院予算委員会のチーフエコノミストやバーニー・サンダース議員の大統領選顧問を歴任するMMT (現代貨幣理論)の第一人者が「財政赤字の神話」を撃破し、経済のあるべき姿をゼロから構想する。<br />解説/井上智洋