失読症のミステリ作家や楽譜が読めなくなったピアニストは、どう「見る」ようになったのか。<br />片目の視力を失った著者自身の経験もふまえ、目と脳の、そして想像力の、奇妙で驚くべき働きを描く。<br />卓越した洞察力と患者への温かな視線が際立つ、傑作医学エッセイ