新版・小説道場
小説JUNE誌に掲載されたまま埋もれていた、BL業界を痛烈に批判した中島梓の幻の連載ついに刊行。
小説JUNE誌に連載され、小説作法ばかりでなくJUNE・やおいのリーダー的存在であった小説道場。
その後、ジャンルとしてのJUNEはある種の大衆化を遂げて変容し、ボーイズラブ=BLとなっていった。
小説道場連載終了から7年の後、編集部から請われて再開した「小説道場ご隠居編」において、中島梓は当時のBL業界の状況を批判しつつ小説の本質について筆鋒鋭く語っている。
本書は埋もれていた連載をついに電子版として刊行、JUNE・やおいの歴史を語る上で、また栗本薫の創作論を知る上での貴重な書である。
【著者】中島梓1953年東京生まれ、2009年に病没。
1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。
小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。
正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズ始め、400点を越える著作が刊行された。
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